目元のたるみ
目元は皮膚が薄く、たるみが出やすい部分です。特にまぶたや目の下の涙袋の部分が垂れ下がってしまうと、老けて見えるため目元のたるみが気になるという方も多いのではないでしょうか。目の下のたるみが悪化すると影が出てさらに老けて見えるため、しっかり対策をしておくことをおすすめします。目元のたるみの原因は大きく4つに分けられます。
1つ目は「表情筋の衰え」です。顔は約30個の小さな筋肉が集まってできています。顔の筋肉も身体の筋肉と同じように、使わなければ固まってしまったり衰えてしまったりします。歳をとるにつれて、筋肉が衰えていくのは仕方がありませんが、特に感情表現が控えめな人は、表情筋が衰えやすい傾向にあります。
2つ目の原因は「肌のダメージ」です。目元の皮膚は薄く傷つきやすい場所です。しかし、目元に濃いメイクをすることも多く、メイク落としで強くこすったり、刺激を受けたりしやすいのです。何度も繰り返し刺激を受け続けることで目元がたるんできてしまいます。
3つ目の原因は、「肌の弾力の低下」です。肌にはコラーゲンやエラスチンというたんぱく質があり、これらが肌の弾力を保っています。しかし、老化や紫外線などによって、コラーゲンやエラスチンが減少し、肌の弾力が低下、目元のたるみにつながるのです。
4つ目の原因は、「PCやスマートフォンの使い過ぎにより、まばたきの回数が減少すること」です。長時間に渡ってPCやスマートフォンを使用していると、その内容に気を取られ、瞬きの回数が通常時の約半分まで減少してしまいます。通常、まばたきによって眼輪筋という目の周辺の筋肉が鍛えられているため、PCやスマートフォンの使用が長くなればなるほど、目の周辺の筋肉が衰えていってしまうのです。同時に血行も悪くなるため、視力の低下や目の下のクマが目立ってしまうこともあります。
では、目の回りのたるみを解消するための対策方法を見ていきましょう。まず、自宅でできる対策として、眼輪筋を鍛えるエクササイズを行うという方法があります。筋肉は使えば使うほど鍛えられ、毎日エクササイズを行うことで徐々にたるみが解消されていきます。意識しなければ、目元の筋肉だけを集中して動かすことはないため、はじめは難しく感じられるかもしれませんが、続けることでたるみが解消されていることを実感できるはずです。
また、日常のメイク落としにも注意が必要です。濃いアイメイクを落とす時には、つい強い力で擦ってしまいがちですが、肌にダメージを与えないように配慮が必要になります。おすすめの方法はコットンにクレンジングオイルを染み込ませ、目元に当て、メイクにしっかりクレンジングオイルが染み込むのを待って、そっと擦り落とす方法です。肌にかかるダメージを最小限に抑えられるため、目元のたるみの予防にもなります。
メイク落としの後のケアに使用する基礎化粧品もたるみを解消する成分が含まれているものを選ぶと良いでしょう。保湿成分として働く「セラミド」や「コラーゲン」、「エラスチン」などが含まれている基礎化粧品は、たるみの元となるしわの予防に効果的です。また、保湿・美白効果のある「ビタミンC誘導体」やコラーゲンを増やす働きをする「レチノール」、肌の新陳代謝を活性化する「AHA」、肌にハリを出す「ナイアシン(ビタミンB3)」、「ポリフェノール」や「アスタキサンチン」、「ピクノジェノール」、「フラーレン」などの抗酸化成分も効果的です。
有効成分が入った基礎化粧品を選んだら、使い方にも注意が必要です。目元の薄い皮膚を傷つけないよう、擦らず優しくたたくように塗りこみましょう。手の指の中でも最も力を入れづらいと言われている薬指を使うことで余計な力をかけずに美容液やクリームを塗りこむことができます。
より早く、しっかりとした効果を実感したいという方は、美容クリニックで治療を受けることもできます。目元のたるみを解消するために一般的に行われる治療は、「ヒアルロン酸注射」や「レーザー治療」です。
ヒアルロン酸注射とは、たるみやしわの部分にゼリー状の成分を注入し、皮膚に膨らみを与える方法です。皮膚が平らになるため、たるみが目立たなくなります。効果は、施術を行ってから、半年から1年ほど持続し、費用は美容クリニックによっても異なりますが、5万円~10万円程度が相場です。
レーザー治療は、皮膚にレーザーを照射することで皮膚に刺激を与え、コラーゲンの生成を促します。自らの皮膚を活性化させるため、より自然に、きれいな仕上がりになるのが特徴ですが、しっかりと効果を感じるためには、複数回に渡って施術を受ける必要があります。金額はレーザーの種類や回数によって変わりますが、効果はヒアルロン酸注射に比べ長く、数年間に渡って実感できます。
目元の印象が見た目の年齢を大きく変えてしまいます。日々のお手入れを丁寧に行って、若々しい目元を手に入れましょう。
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