頬のたるみ

 年齢を重ねてゆくほど身体には変化が訪れます。肩が凝りやすい、足腰が疲れやすい。そして、女性ならではの悩みに頬など顔にたるみが現れる現象があります。頬や顎などの皮膚が様々な原因により弾力を失ったり、むくみが解消せずにそれがたるみとなる場合もあります。
今回は特に頬のたるみについて、その特徴と原因、改善方法についてお話ししようと思います。 

【頬のたるみとは】

 ひとくちに頬のたるみと言ってもいくつかの種類があります。

・頬の位置(頬骨を覆う筋肉や皮膚)が下がる。

 この場合、頬の位置が下がった事により、顔に陰が見えるようになって実際の年齢より老けて見えがちです。

・ほうれい線が目立つ。

 頬全体がたるんで下がり気味になる事で顔の左右にほうれい線が目立つようになり、これも顔の印象に悪影響を与えます。

・目の下のくまが目立つ。

 頬がたるむ事で頬の下や横へ意識がいきがちですが、実は頬がたるんでふくらみが減る事で、相対的に目の下と頬の間にある境い目が大きな溝となり、目の下のくまが目立つようになってしまうのです。これも陰のある印象になってしまいます。

【原因】

頬のたるみの原因はいくつかの複合的なものと言われています。

ひとつは加齢によるもの。加齢により肌の深層部にあった水分や弾力を維持するコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどが減少し、たるみの原因となるのです。一説には40代を超えると、肌のヒアルロン酸は赤ちゃんの肌と比べて約半分ほどにまで減ってしまうとも言われています。

また、コラーゲンやヒアルロン酸は外的刺激によっても減少すると言われています。紫外線や乾燥などの刺激は肌の細胞にダメージを与え、エラスチン、ヒアルロン酸などの生成量を減少させてしまいます。

乾燥は肌の角質層だけでなく、肌の表面が守るべき真皮層の水分も保持出来なくなり、これもたるみの原因となるのです。加齢や紫外線の他、生活習慣も肌のたるみの原因となる事が分かってきました。

食生活の乱れや不規則な生活リズムが肌に悪影響を及ぼすのです。無理なダイエットで栄養バランスが崩れるとたんぱく質やビタミンCが不足し、肌の弾力を維持するためのコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が生成されにくくなってしまうのです。

また、睡眠不足や肌の再生・生成リズムを乱してしまいます。「お肌は夜作られる」とは睡眠の重要性を美容の面から説く言葉だったのです。

食生活や生活リズムだけなく、外出が少なく人と会わない習慣も肌に良くないようです。顔には様々な筋肉=表情筋・深層筋があります。表情筋は文字通り皮膚のすぐ下にある顔の表情を作るための筋肉で。深層筋とは、顔の深くにあり骨と表情筋を支えたり、顔に血液など栄養を届ける役割を担います。

外出や人と会う機会が減ると会話したり笑ったりといった表情筋を使う機会が減ります。使わない筋肉は衰えてしまうのは腕や足に限った事ではなく、使わない顔の表情筋も衰えてしまうのです。社交的な人や快活な性格の人が若々しく見えるのはふだんから表情筋を使っているからでしょう。

 一方、深層筋はというとこれも使わないと衰えてしまいます。表情筋を支える筋肉ですから、深層筋が衰えると表情筋を支え切れず、たるみに直結するのです。

【改善方法】

 頬のたるみには原因を理解した上で適切な改善方法を行う事が大切です。

加齢を止める事は出来ませんが、不足しがちなコラーゲンやヒアルロン酸などの成分生成を補う事でたるみを改善する方法があります。肌の保湿力を高めるためにコラーゲン、コンドロイチンやヒアルロン酸を配合したスキンケアを使用しましょう。

これにより、加齢を原因とする肌の保湿成分の生成を身体の内側から補助する事で頬のたるみの改善を目指します。肌は大変にデリケートなものですから、ご自分の体質・肌にあったスキンケアを慎重に選びましょう。

表情筋や深層筋という顔の筋肉を鍛える事はたるみの改善に役立ちます。特に頬のたるみの改善には口を大きく動かす事が重要です。口をなるべく大きくあけて「あ・い・う・え・お」とゆっくり発音してみて下さい。鏡の前で自分の顔の表情や動きに注目しながらやってみるのもよいでしょう。

こうして、頬の周りの筋肉を活発に動かす事で表情筋の衰えを防ぎ、深層筋の働きで顔全体に血液や栄養が行き渡るようにします。なにより、表情豊かな顔になる事で人から見た印象が大きく変わります。毎日のエクササイズで若々しい表情とハリのある肌を取り戻しましょう。

さらに、表情筋と繋がっている頭皮をマッサージするのも効果的です。頭から顔は一枚の皮膚で全て繋がっていますから、頭皮を柔らかくハリを取り戻すことで頬にかかる負担を減らす効果が期待出来ます。

ほうれい線を口の中から解消するマッサージもあります。舌を左右の頬の内側にゆっくり交互に押し付ける方法です。舌は顔の中でも大きな筋肉ですので、大きく動かす事により顔全体のリフトアップや表情筋・深層筋のエクササイズになります。

顔だけでなく、肩甲骨や肩を動かす事により顔を含む上半身のリンパの流れを活性化し、たるみの原因のひとつむくみを解消してみましょう。肩凝りをほぐす要領で肩を回したり左右の肩甲骨を大きく動かし、リンパの流れを促して頬のたるみを改善させましょう。

 いかがでしょうか?頬のたるみにはいくつかの原因が複合的に絡み合っている事がお分かり頂けたと思います。

たるみの改善には、適切なスキンケアと頬のリフトアップのためのエクササイズ。そして、食生活をはじめとする生活習慣の改善などいくつものケアが必要なのです。

たるみの種類

▶︎まぶたのたるみ   ▶︎フェイスラインのたるみ   ▶︎法令線[ほうれいせん]   ▶︎皮膚のたるみ   ▶︎目元のたるみ   ▶︎顔のたるみ
 

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