ほうれい線
法令線とは、鼻の横から唇の端に向かってできる頰の境界線のことを指し、豊麗線などとも書きます。若い人にもありますが、歳をとるほど法令線が深くなり、深くなればなるほど歳をとって見えてしまいます。法令線は頬がたるみ、脂肪が下に降りてくることでできます。ではなぜ脂肪が下がり、法令線ができるのでしょうか。主な原因として5つ挙げられます。
原因
まず1つ目の原因は「皮下脂肪の増加」です。歳を重ねて代謝が悪くなると、脂肪が付きやすくなります。脂肪が増えると重くなった頰を支えきれずに下に落ち、法令線が深くなってしまうのです。
2つ目の原因は、「皮膚の弾力やハリの不足」です。乾燥や加齢、紫外線、肌のダメージなどによって、皮膚のハリを保つコラーゲンやエラスチンは減少し、法令線ができてしまいます。
3つ目の原因は「肌の乾燥」です。肌には水分を保持し角質層に蓄えておく働きがあります。この保湿がうまく機能せず乾燥してしまうと、肌のキメが荒くなり、ハリが失われ、たるみ、法令線になります。
4つ目の原因は「むくみ」です。身体が冷えていたり、塩分を摂りすぎたりすると、老廃物がスムーズに流れず、顔にたまり、むくみとなることがあります。顔に老廃物や水分がたまると、その重さで頬が下に下がってしまいます。この時、口と頬の間にしわができ法令線となります。
5つ目の原因は「表情筋の衰え」です。遅くまで仕事をしていたり、家族の人数が減ったりしたことで笑う、怒るなど表情を作る機会が減っています。それに伴って表情筋も衰えてしまいます。表情筋が衰えると、脂肪を支えられず下に下り、法令線が深くなってしまうのです。
改善方法
では、法令線を目立たなくするためにはどうしたらよいのでしょうか。自宅でできる対策法と、美容クリニックで行う対策とがあります。
自宅でできる対策としては、乾燥対策や紫外線対策、保湿ケア、コラーゲンの生成を促すケアが考えられます。これらの対策は化粧品でのケアが可能です。美容成分を肌にしっかり届けるため、美容液やクリームを使ったケアを行いましょう。
乾燥対策には「セラミド」や「ヒアルロン酸」が含まれた化粧品が効果的です。コラーゲンの生成を促す成分としては「アスタキサンチン」「ビタミンC誘導体・レチノール」、「レチノール」、「コラーゲン」が配合されているものが効果的です。
化粧品によるケアとい並行して行いたい対策が、顔の筋肉をほぐすエクササイズと、表情筋を鍛えるトレーニングです。顔の筋肉がこっていると聞いてもあまり実感が沸かない人も多いかと思いますが、実際に触り、ツボなどを押してみるとこりを感じられるはずです。エクササイズを行うタイミングとしては、入浴中や入浴後の身体が温まっている時がおすすめです。身体が冷えているときよりも高い効果を得られます。また、強く押しすぎたり、擦りすぎたりすると肌を傷つける可能性があるので、クリームなどをたっぷり使い、肌に刺激を与えないようにして行うのがポイントです。
顔の筋肉がほぐれたら、表情筋を鍛えるトレーニングを行いましょう。特に口の周りの筋肉を鍛えると、法令線は目立たなくなります。舌を回したり、口をすぼめたりといった普段行うことのない動きを取り入れることで口の周りの筋肉を鍛えることができます。本格的なトレーニングを行いたいという方は、専用のトレーニングアイテムの使用が効果的です。
法令線に限ったことではありませんが、身体を冷やさないように配慮し、バランスの良い食事としっかりとした睡眠をとるという基本的な生活習慣を整えることも忘れてはいけません。
これらの自宅で行う対策は、毎日地道にケアを続けて少しずつ改善していくものです。また、セルフケアで一度できてしまった法令線を完全に消すことは難しいでしょう。一刻も早く法令線を消したい、できるだけきれいに消したいという方は美容クリニックで治療を受けることをおすすめします。法令線対策としては「ヒアルロン酸注射」や「レーザー治療」が一般的に行われます。
ヒアルロン酸注射とは、法令線のしわの部分にゼリー状の成分を注入し、皮膚に膨らみを与えることでしわを目立たなくする方法です。費用は美容クリニックによっても異なりますが、5万円~10万円程度で、施術を行った後、半年~1年間効果が実感できます。
レーザー治療は、皮膚にレーザーを照射することで皮膚に刺激を与え、コラーゲンの生成を促します。自らの皮膚を活性化させるため、より自然に、きれいな仕上がりになるのが特徴です。金額はレーザーの種類によって変わり、施術も複数回行う必要があります。効果は数年間に渡って実感できます。
加齢とともにしわやたるみができてしまうのが避けられません。しかし早いうちからしっかり対策を行うことで、若々しい肌、顔でいられるのも事実です。自分に必要な対策を見つけて、しっかり継続することで美しい表情を取り戻しましょう。
